【持論】投資の情報はどこで手に入れる?図書館で十分と考える理由
投資の情報って、探してみると本でもネットでもあふれるほどあって、どこを見ればいいかわからないですよね。
私はもっぱら図書館で情報収集していますが、そこに行き着いた経緯を書いてみたいと思います。
情報収集の必要性
私は夫と家計の資産運用を任されていますが、もともと投資や資産運用に特別詳しいわけではなく、特別な分析能力もありません。
なので、幅広く情報収集をし、その中で『妥当と思える』ものを採用します。
公務員の情報収集
実はこれ、公務員の業務の仕方に似ています。
専門的な分析等は、専門的なスタッフや企業等に任せ、その妥当性を公務員が判断する、というやり方です。
その「妥当性」の担保は、公務員であれば、等級や専門性の異なる多数の職員の目を通すことで確保しています。
その手間が「お役所的」だとか「非効率的な業務」だとか言われるわけですが、営利企業のような「7割の妥当性で迅速に」という考えとは異なり、公務員が所属する組織の大半は「9割9分9厘の妥当性で確実に」やることが目的なので、一概にどちらがいいとは言えません。目的次第です。
投資に関する情報収集
では、投資についてはどうでしょうか。
これもやはり目的によって取るべき手段は変わるでしょう。
「注目前の株を手に入れて大きく儲けたい」と考えれば、7割の妥当性で迅速に動くほうが、チャンスを逃さないでしょう。
「儲けは少なくても良いのでより確実に儲けたい」と考えれば、9割9分9厘の妥当性、つまり法則だとか方針だとかをしっかり勉強して身につけた上で投資をするでしょう。
私の場合は、色々やってみたいと思いますが、どちらかといえば後者に近い安定志向です。
夫は安定した給料が見込める公務員なので、資産形成もそんなに急がなくてもいいじゃない、という感じです。
夫も同じ考えで、それもあって金銭的損失も受け入れて育休を取れたのだと思います。
読書の重要性
さて、少し脱線しましたが、安定志向の場合、9割9分9厘とはいかずとも、少しでも投資方針の妥当性を上げたいところです。
ですが、個人の株式投資では、基本的に当事者意識を持って判断するのは自分だけです。
なので、自分が決裁権者になったつもりで、雑誌や書籍を部下に見立て、様々な意見を広く取り入れる必要があります。
ここに、本を読む重要性があると考えています。
その真剣な検討の結果、失敗することも多々あります。ですが、その判断プロセスと結果の齟齬を検討すれば、判断プロセスの誤りが明らかになります。つまり、経験が重要であると言えます。
実際、公務員は数年ごとに全く違う仕事をさせられることがありますが、仕事を通して「妥当性」を判断する目を養っていきますから、同じプロセスですね。
つまり、情報収集で重要なのは、「どんな基準でどういう判断を下すべきか」という「妥当性の養成」であると考えます。
その考えに従えば、雑誌の類は、最新の情報よりも、ある程度時間が経過したもののほうが有用と言えます。
なぜなら、株における判断とは、単純に言えば未来の見通しの判断であり、「最新である」ということは「検証できない」と言えるからです。
裏を返せば、時間が経ったものほど、現状と比較して検証が可能になります。
長期投資の情報収集は図書館で十分
そう考えれば、一般図書はもちろん、株雑誌であったとしても、図書館で借りれば十分だろうと思います。
別に図書館でなくてもよいのかもしれませんが、本を買うとなると、「お金を稼ぐためにお金を払う」という矛盾に陥ることになります。
十分なリターンが見込める場合にスポット的にお金を払うなら問題ないのですが、持続性を求めるなら、コストは最小限に留めるべきと考えます。
まとめ
まとめると、
1 投資方針の妥当性を高めるために、情報収集が必要
2 収集すべき情報は、最新のものよりも、検証可能なものが好適
3 持続的な情報収集のため、支払うコストは局限すべき
4 よって、図書館で投資本を借りて読むことが最適
となります。
お金にゆとりを持って、育休を取ろう!