【株主通信】ENEOSホールディングス
先日、ENEOSホールディングス株式会社から2022年夏号(2021年4月~2022年3月)の株主通信が届きました。
内容
ENEOSホールディングスは、エネルギー事業を柱とする会社です。
今期の利益は、5371億円(前年度比で4231億円の増益)となりました。
2022年度は、利益1700億円(前年度比3671億円の減益)を目指すとのこと。
目標なのに減益なのは、「石油製品マージンの縮小や、2021年度に売却した英国の上流事業の利益が剥落するなどの大幅な減益要因がある」せいとのこと。
また、株主還元の方針は、「株主への利益還元が経営上の重要課題であるとの認識のもと、…安定的な配当の継続に努める」とのこと。
所感
エネルギー事業が主体だと、既存事業に関して事業者ができることは限られており、それよりも外的要因で収益が左右されるので、短期的な営業利益に一喜一憂しても仕方ないですね。
それよりは、SDGs等の思想に基づく脱石油の潮流に対し、どんな手を売ってくれるのかに期待したいのですが、この株主通信でフィーチャーされているのは素材事業であり、抜本的な対策が見えてこないのが不安です。
とはいえ、脱石油も2030年くらいまでは猶予がありますから、株主還元重視という言葉を信じ、目先の利益のために当面ホールドですね。
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