夫の投資遍歴!優待→キャピタル→インカムからの「投信積立+高配当分散投資」!
今回は、夫の投資遍歴についてインタビュー(雑談とも言う)したものをまとめてみます。
夫は2016年からNISAをやっており、毎年120万円の枠を目一杯使っています。
ただ、投資方針はその時々で変わっており、それが興味深かったため、まとめてみました。
2016年「優待株投資」
2016年の投資方針は、優待株投資でした。
日本の公教育を受け、日本ではだれもが知る大学を卒業し、公務員として過ごしてきた夫としては、清貧こそ美徳という意識が強かったようです。なので、投資こそしなかったものの、それなりの貯金は蓄えていました。
しかし、突然政府が「税制優遇するからみんな投資しろ」と言い出したので、ひとまず公務員としてお上の言う通りに投資の勉強をしようと思いつつ、いまいち懐疑的というか、株だの投資信託だのには胡散臭さを感じていたようです。
そこで夫は、まずは自分自身に株への興味をもたせることが一番だと考え、図書館で日経マネーなどのマネー誌を読み、その中で一番面白かった「桐谷さんの優待生活」的な記事を参考に、優待株投資をはじめました。
2017年「優待株投資+α」
2017年の投資方針も、引き続き優待株投資です。
当時の売買記録を見せてもらうと、キャンドゥ(100均)やランシステム(自遊空間というネカフェ)など、王道的な優待株を数多く購入しています。
また、相場もよく、前年度購入株の評価額が日に日に上がっていったため、株についてそれなりの時間を割いて勉強を始め、インカムゲインやキャピタルゲインなどについての知識を得たようです。
そのため、年末付近で「今後は画像処理が伸びるだろう」とキャピタルゲイン狙いでリコーを買ってみたり、NISA枠使い切りのために少額ながら高利回りのみずほFGを買ってみたりと、少しずつ投資方針に幅が出てきました。
2018年「キャピタルゲイン」
2018年の投資方針は、キャピタルゲイン狙いです。
前年から株への興味が冷めず、年初にまとめて「今後は東南アジアだろう」ということで、現地課税のないマレーシアとシンガポールを中心に買いあさったとのこと。
ただ、発展途上国は今後のびるとはいえ、一朝一夕に伸びるはずもなく、むしろ評価額はガタガタと下がっていきました。
全体としても、一時は40万以上もプラスだった評価額が、いつの間にかマイナスになっていました。
ついには証券会社のサイトを開くのも嫌になり、年後半は全く放置の状態になったようです。
2019年「インカムゲイン」
2019年の投資方針は、インカムゲイン狙いです。
2019年前半は、前年に引き続き完全放置の状態でした。
ですが、9月頃、突如として銀行口座に4万5千円弱振り込まれるとの通知を受けたため、確認のために久々に証券口座を確認しました。
すると、前年に購入したエアアジアが、1月に2万強、4月に6千円強、9月に4万5千円弱振り込んでいることに気づきました。
エアアジアの評価額自体は半分近くになっていたものの、「儲けから固定的な割合で株主に還元する」という、直接的に業績に連動するエアアジアの配当方針により、利回りにして15%近い配当を振り込んでいてくれたわけです。
これに強い感動を受け、現在はインカムゲイン狙いの投資方針となりました。
今後の方針
以上、ダラダラと書いてしまいましたが、たった4年でコロコロと投資方針が変わっているため、夫のポートフォリオはかなり汚いです。
ですが、多くの失敗から、投資を継続するには「一本芯を貫く投資方針」が重要であることが理解できたという点で、良い経験であったと語っています。
現在は、多くの名著や投資家ブログ等を読む中で投資方針が固まり、「投信積立+高配当分散投資」がキーワードとなっているようです。
今後は、これまで購入した株を整理し、投資方針にあったポートフォリオを構成することが目標となりそうです。