【持論】iDeCoの手数料は高い!年単位拠出にすべき!
老後2000万円問題等で老後不安が高まる中、個人年金づくりの一環としてにわかにiDeCoに注目が集まっています。
そんなiDeCoを最大限活用する方法として、年単位拠出を勧める理由を述べたいと思います。
iDeCoの手数料は高い
以前の記事で、iDeCo(確定拠出年金)は手数料が高いという話をしました。
口座開設時等の一時的な手数料や、受取時の手数料等を除くと、以下の積立時の手数料がランニングコストとなります。(楽天証券の場合)
・国民年金基金連合会への手数料…105円/毎月※
・信託銀行への手数料…66円/毎月
※拠出区分が「月ごとに金額を指定し拠出する」場合、収納回数に応じて手数料が異なります。
ここで重要なのは※の部分です。
わざとなのかどうなのか、わざわざわかりにくいと言うか、意味の取り違いが起きそうな書きぶりをしている点に注意が必要ですが、要するにこういうことです。
「国民年金基金連合会への手数料…105円/毎拠出時」
つまり、拠出回数を減らすことができれば、この手数料を減らすことができるわけです。
iDeCoの年単位拠出
「あれ?iDeCoの拠出って月1以外選べたっけ?」と思った方は、比較的古参の方だと思います。
私も古参の類であったため知らなかったのですが、2018年から、最大で年単位での拠出が可能となっています。
これまで月単位拠出であったため、国民年金基金連合会への手数料は105円×12ヶ月=1260円/年の支払いでした。
これが年単位拠出になれば、105円/年となるため、年間1155円の負担軽減です。30年続ける場合、34650円もの負担軽減になります。
拠出額に占める割合で言えば、月単位拠出の場合0.875%と1%に迫る割合です。
一般に、投資信託を選ぶ基準として推奨される信託報酬は年0.5%以下と言われていますので、税控除を考慮しなければ、iDeCoで商品を購入する魅力は皆無です。
ですが、年単位拠出の場合、0.073%と1/10以下に抑えることができ、十分に魅力的になります。
とにかく、手数料というものは何も生み出さないデメリットでしかないわけですから、少なければ少ないほど、投資家にとっては良いと考えます。
年単位拠出への切り替え方(楽天証券の場合)
楽天証券の場合、拠出単位を切り替えるには、電話で申込用紙を取り寄せて、書面で手続きを行います。
…面倒くさいですね。国民年金基金連合会となにか繋がりがあるのか疑ってしまいますね。
電話では、以下の項目を確認されます。
- 氏名
- 生年月日
- 登録住所
- 登録電話番号
- 加入者口座番号
いずれも、楽天証券iDeCoページの「設定・変更」画面から確認できるため、本ページを開いた状態で電話をすれば、手続きはスムーズですね。
まとめ
iDeCoは年単位拠出にすることで、年間1155円の負担軽減になります。
可能な限り速やかにやりましょう!
お金にゆとりを持って、育休を取ろう!