【株主通信】ENEOSホールディングス
先日、ENEOSホールディングス株式会社から2021年上半期(2021年4月1日~2021年9月30日)株主通信が届きました。
内容
ENEOSホールディングスは、CM等で有名ですが、ガソリンや電気等のエネルギーの他、銅鉱山での採取・製錬等の金属事業も手掛けていることから、一言で言うなら資源事業会社といったところでしょうか。
今期は、エネルギー事業では石炭権益の売却決定、素材事業では技術立脚型事業を目指した合成ゴム事業の買収決定、次世代エネルギー供給では再エネ事業者の全株式の取得決定、石油・天然ガス事業では環境対応型事業として洋上CO2回収貯留に関する共同スタディ契約締結、金属事業ではコロナ禍での操業改善等の体制強化に取り組む等しています。
業績は、前年同期よりも上回っているものの、「資源価格が当初予想を上回って推移していますが、石油製品販売数量は新型コロナ発生以前のレベルまでは戻らないと見込んで」おり、「引き続き厳しい経営環境が継続する見通し」です。
次期以降、引き続き「低炭素・循環型社会の進展」「デジタル革命の進展」「ライフスタイルの変化」を柱とする「2040年長期ビジョン」に沿って、よりスピーディーに対応を続けていくようです。
所感
エネルギー会社はどれもそうですが、SDGs環境による逆風になんとか対応しようと色々やっていますね。
エネルギー自体は今後もずっと必要でしょうから、これらの試みが結実すればよいですね。
ただ、足元の業績はしばらく不安定かもしれませんね。
通常、株主通信の最初のページの社長あいさつで業績に触れるものですが、今回は取り組みについては述べるものの業績には触れないという、「触らんといてや」感がありますね。
邪推かもしれませんが…
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