【中間決算関係書類】三菱UFJフィナンシャル・グループ
先日、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループから2021年中間期(2021年4月1日~2021年9月30日)MUFG通信が届きました。
内容
三菱UFJフィナンシャル・グループは、言わずとしれたメガバンクです。
今期は、「顧客部門の着実な増収や与信関係費用の戻り益計上、出資先のモルガン・スタンレーの貢献利益の増加を主因に、…中間期としてはMUFG発足以来の最高益」となったとのこと。また、「期初に掲げた通期の業績目標(8,500億円)に対して約92%の進捗率となったことを受け、同目標を1兆500億円に上方修正」したとのこと。
次期以降、引き続き「挑戦と変革の3年間」と位置付けた中期経営計画に基づき、「企業変革」「成長戦略」「構造改革」の3本柱を推進するようです。
「企業改革」は、DXや社員の自律的挑戦を促す施策、コロナ対応の働き方等。
「成長戦略」「構造改革」は、この通信には記載はありませんが、順調に進んでいるとのこと。
所感
期首目標の92%を中間決算時に達成しているということは、期首目標の建て方がいい加減だったのかと思いきや、中間期としては過去最高とのことなので、本当に調子がいいようですね。
とはいえ、「与信関係費用の戻り益」(貸し倒れに備えて溜め込んでいたお金が、貸出先の業績改善により溜め込む必要がなくなり戻ってきた収益)も、「モルガン・スタンレーの貢献利益の増加」も、MUFG自体の能力改善ではないため、楽観はできなさそうです。
余談ですが、「社員の自律的挑戦を促す施策」って、投資家にはいい言葉ですが、働く人間にとっては大変そうですね。
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